高齢社会を迎え、多くのかたが長期の療養生活を送られています。
「できることなら、住み慣れた自宅でいつまでも暮らしていきたい」多くのかたの願いではないでしょうか。
在宅医療をうけることにより自宅での療養生活が可能になりますが、「どんな医療がうけられるのだろうか」「家族に負担がかかるのではないか」といった不安のほうが強いのが現状だと思います。
そこで、在宅医療はどうしたらうけられるのか、どういった治療がうけられるのか、どこに相談したらいいのかなどをまとめてみました。
在宅医療は通院や入院ではなく、自宅などの生活の場において、医師や看護師が訪問して診療や医療処置を行うことです。
必要に応じて歯科治療やリハビリなども自宅や入居施設にきてもらい医療の継続や支援をうけることをいいます。
<往 診> 急変時に患者や家族の要請に応じて、不定期に行う治療
<訪問診療> 定期的に訪問して行う医療
●「往診」と「訪問診療」をあわせて、在宅医療と考えることができます。
主治医や看護師、ソーシャルワーカーへ相談しましょう。
介護保険などは申請してからサービスを利用できるまでに時間がかかる場合があります。
退院する前に在宅医療・介護支援を準備しておきましょう。
かかりつけ医や地域包括支援センター、在宅医療サポートセンター(21・8812)に相談しましょう。
かかりつけ医によっては訪問診療や往診をしていない場合もあります。
その時は在宅医療が可能なクリニックや診療所を紹介してもらいましょう。
在宅医療でうけられる医療行為について、特に制限はありません。
酸素療法、点滴や胃ろうなどによる栄養管理もできます。
また、がんの終末期などで痛みや苦痛の緩和を希望することもできます。
ひとり暮らしでも「住み慣れた地域や自宅で暮らしたい」と希望されるかたは多くいます。
患者さんの状態や症状、療養環境によっていろいろなサービスをうまく組み合わせて利用することで、ひとり暮らしが続けられます。
尾張旭市地域包括支援センター
尾張旭市新居町明才切57番地(保健福祉センター内)
電話 0561−55−0654