地域福祉計画は、社会福祉法第107条の規定に基づき、市の地域福祉推進に対する「理念」や「仕組み」を定めた総合的な方向性や施策を示す計画です。
一方、地域福祉活動計画は、社会福祉法第109条に基づく社会福祉協議会が活動計画として策定するものです。地域住民や地域において福祉活動やボランティア活動など社会福祉活動を行うかたがた、 また福祉事業を経営するかたがたと相互に享禄して策定する、地域福祉の推進を目的とした実践的な活動・行動計画です。
このたび、令和3年度〜令和7年度の5か年を計画期間とした尾張旭市地域福祉計画が完成しました。本計画は、市の地域福祉計画と本会の地域福祉活動計画を一体的に策定したものです。
本計画では、前回計画から基本理念を継承し、尾張旭市がめざす姿を「みんなで支え合う しあわせのまち 尾張旭」と定め、尾張旭市で暮らす誰もが支え合い、自立・安心してしあわせに生きられるまちを目指します。
また、めざす姿を実現するため、次の5つの基本目標に沿って施策を展開します。
この計画を基に、本会は地域住民の皆さんや地域で福祉活動を行う団体、福祉関係者や行政などとさらに連携を強化し、協働で地域福祉の推進に取り組んでまいります。
地域福祉計画は、尾張旭市ホームページよりダウンロードできます。
●尾張旭市ホームページ(地域福祉計画)はこちらから
校区別アクションプランは、市内9つの小学校区を「地域」の基本単位とし、各地域の現状を明らかにするとともに、市民のかたがたや各種団体による地域福祉推進の方法を具体化するもので、小学校区における行動計画にあたります。
本来であれば、令和3年3月に策定した「尾張旭市地域福祉計画(第4期地域福祉計画・第5次地域福祉活動計画)」と合わせて策定する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、1年遅れの策定となりました。
令和3年10月から11月にかけて開催した校区懇談会では、地域の支えあい・助けあい活動を推進するための具体的な取り組みや目標を定めるために、各小学校区において校区社協を中心とした住民の参加により、地域ごとに現状や目標を整理しました。
そして、各校区が今後4年間で目指す方向性を校区別アクションプランとしてまとめ、令和4年3月に策定しました。
これまで尾張旭市では小学校区ごとに校区懇談会を開催し、校区別アクションプランの策定や推進を行ってきました。
今回の校区別アクションプランの策定においても校区懇談会を開催し、平成28年度に策定した前アクションプランのふりかえりや地域課題の確認を行った上で、「校区のめざす姿」や「そのために、地域でできること」の取り組みについて見直しや再設定を行いました。
項目 | 内容 |
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1 開会・進め方の説明 | ○校区懇談会の開催趣旨や進め方の説明 |
2 グループ検討 | ○これまでの小学校区での取り組みについて意見交換 ○新たな校区別アクションプランの検討 |
3 結果発表・共有 | ○各グループでの検討内容を代表者が発表 |
4 総括・閉会 | ○社協地域福祉事業アドバイザー 愛知県立大学松宮朝准教授による総括 |